「お茶の葉って腐るの?」
「もらった紅茶の賞味期限きれてるけど、飲めるのかな」
「もったいないけど捨てるべき?」
ついつい茶葉を賞味期限内に使いきれないこと、ありますよね。
実際のところ賞味期限が切れてもしばらくはそのまま飲めます。
でもどのくらいまでが許容範囲なのか、おうちに紅茶があるなら一応知っておきたいですよね。
今回は紅茶の賞味期限や、茶葉のかしこい保存方法・利用方法についてまとめてみました。
8photo – jp.freepik.com によって作成された leaf 写真
紅茶の茶葉の賞味期限はいつまで?
そもそも賞味期限とは、袋を開けていない状態で品質が維持されおいしく口にすることができる期限のことです。
ようするに、安全でなおかつ味や風味が劣化しないことが保証される期限のこと。
紅茶の場合、茶葉を完全に乾燥させているので腐るということはないです。
賞味期限は比較的長く、製造から1~3年ほどでに設定されていることが多いですね。
紅茶の茶葉が腐らないとはいえ、もちろんこの期限内に使い切るのがもっとも新鮮で
香りも味もいいにちがいありません。
茶葉によっても期限の長さは違うので、記載されている日付にしたがうのが基本です。
あくまで個人の見解ですが、賞味期限切れで飲めるのは半年〜1年くらいまでではないかと思っています。
経験上、正しく管理できていれば風味が多少落ちる程度で、日常使いのお茶としては問題ありませんでした。
とはいってもさすがに来客時に古いお茶を出したり、他人に飲ませたりはしません。
賞味期限切れの紅茶はまずい?
もし紅茶の茶葉が使い切れなかったときでもそのまま飲むことはできますが、
味や風味はだんだんと落ちてくるので品質の低下はある程度受け入れる必要があります。
お茶に特別なこだわりを持っている方は、賞味期限切れの紅茶を「まずい」と感じてしまうこともあるでしょう。
しかし一般的には管理状態がよければ、賞味期限が切れてもまだしばらくは大丈夫です。
ただし、開封後の管理状態が悪いと風味が落ちるだけでなく、
カビがはえてしまうこともあります。
カビは体に有害ですので、しっけていたり茶葉にカビのようなものがついていたら迷わず処分しましょう。
紅茶の茶葉の保存方法
光と酸素を遮断する
紅茶の茶葉は強い光や酸素にあたっていると酸化して劣化が進み、風味も味も落ちてしまいます。
密封された保存容器に入れて光のあたらない棚で保管するのがよいでしょう。
湿気にさらさない
紅茶の茶葉は完全に乾燥させてありますが、湿気があると水分を吸い込んでしまいます。
カビの発生原因にもなりますので、容器に入れて乾燥剤を使用するもしくは湿気の少ない場所に置きましょう。
急激な温度変化を避ける
茶葉の保存は常温で問題ありません。
一見、「冷蔵庫で冷やしておけば完璧だ!」と思ってしまいがちなのですが、
極端に温度の低い場所に保存するのも逆効果。
保存に適していそうな温度変化の少ない場所を見つけてください。
においが強いものの近くに置かない
紅茶には周囲のにおいを吸収する特性があります。
香りの強いスパイスや食品の近くに置いてしまうと、紅茶ににおいが移ってしまい風味が変化することも。
紅茶のまわりに置くものには要注意です。
Freepik – jp.freepik.com によって作成された background 写真
古くなった紅茶の茶葉の利用方法
「味がおちた紅茶は飲みたくない!」という方も、
紅茶の茶葉を捨てるのは待ってください!
じつは紅茶の茶葉には飲む以外にも利用方法があります。
工夫すれば茶葉を無駄にせずに済みますので、以下を参考にしてみてください。
消臭剤として使う
茶葉を布製の小袋に入れて、下駄箱・トイレ・冷蔵庫など
においの気になるところにおくと消臭効果を発揮します。
とくに夏場においが発生しがちな生ゴミにも、パラパラとふりかけておけば嫌なにおいが軽減されます。
ちなみにこの消臭剤は使用済みの茶がらでも作れます。
その場合はしっかりと乾燥させてくださいね。
料理に使う
おかずの代表は豚肉の紅茶煮。紅茶がお肉を柔かくし、臭みをとってくれます。
お菓子作りなら粉砕してクッキーやケーキの生地に混ぜるのもおすすめ。
うがい用にする
市販のうがい薬より刺激が少ないのにしっかり殺菌してくれます。
飲み終えた出がらしの紅茶でも代用可能。
アロマを楽しむ
茶香炉を知っていますか?
わかりやすくいうと、キャンドルで茶葉を熱して香りを発生させる道具です。
ハーブ系のアロマも好きですが、お茶のアロマは本当に落ち着くのです。
香りを楽しんだ後の茶葉はほうじ茶に変身しているので、一石二鳥。
紅茶染めに挑戦
紅茶でハンカチやレース、Tシャツなどの布製品を自宅で簡単に染めることができます。
仕上がりはキナリやベージュのようなやさしい色。
アンティークでおしゃれな染め物ができるので、この風合いが好きな人はハマってしまうかも。
まとめ
紅茶は飲むだけにとどまらず、こんなにもたくさんの使い道があるとはびっくりしませんでしたか?
おいしいうちに飲み物としていただくのはもちろんですが、
万が一賞味期限が切れてしまっても、味が落ちてしまってもすぐに茶葉を捨てる必要はありません。
「何かに使えないかな?」と一度考えてみてください。
きっと捨てるはずだったお茶の葉がまだひと仕事してくれるはずです。
コメント