“ちりも積もれば山となる” 必ずといっていいほど、誰もが聞いたことのあるこの言葉。
まさに節約において無視できない教訓です。
「こんなに毎日働いているのに、ぜんぜん貯金ができない」
「無意識のうちに、なぜかこまかい出費がいつも多い」
こういう人、本当に多いんですよね。
そしてこういう人にかぎって無駄な出費が多く、非常にもったいないことをしてしまっています。
毎月入ってくる限られた収入のなかで、余分なお金を捻出するには節約するしかありません。
そこでお金を貯めたいならまず見なおしてほしいことが、地味にかさむお茶代を節約すること!
【節約一人暮らし:飲み物編】をお届けします。
なかでも今回はペットボトルのお茶について。
日々のちょこ買いや無駄をけずればそのお金を他のことにまわせたり、その結果として今よりずっとお財布と心にも余裕がうまれますよ。
この記事を読めばあなたも今日から無理のない節約法が実行でき、節約するメリットについても理解できるはずです。
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節約一人暮らしにペットボトルのお茶はいらない
あなたはペットボトルのお茶をどのくらいの頻度で飲んでいますか?
たまに買う方もいれば、毎日出勤前にコンビニや自動販売機で買っているという方もいるでしょう。
ありがたいことにおいしいお茶がいつでもどこでも安く手に入って、とても便利な時代ですよね。
私も毎日ではないですが、コンビニへ寄ったついでについついペットボトルのお茶を手に取ることが多かったです。
でも今は必要最低限におさえるようになりました。
節約一人暮らしをするにあたって、ペットボトルのお茶が経済的とはいえないことに気づいたからです。
もしあなたが少しでも節約をしたいと思っているなら、ペットボトルのお茶を買うことは見なおすべきポイントです。
ペットボトルのお茶に年間いくら払っているのか、計算したことありますか?
具体的な数字を知ってしまうと、節約一人暮らしには痛い出費であることにあなたも気づいてしまうはずです。
節約一人暮らしをするなら飲み物代を計算してみよう!
「たかがペットボトルのお茶」と日々の小さな出費をあなどってはいけません。
一人暮らしの女性を想定していくら節約が見こめるのか、ざっと計算してみましょう。
【節約一人暮らし希望:会社員A子さんの場合】
毎日コンビニでランチを買うついでに500mlのペットボトルのお茶を1本買う。
土日や休日は2Lペットボトルのお茶を自宅の冷蔵庫で保存。2日で1本ほど飲み切る。
1年のうち会社に行く日が245日、休日は120日とする。
150円(500ml/税抜き)×245日=36,750円
200円(2L/税抜き)×60本(2日に1本消費)=12,000円
+3,900円の税がかかるので、年間合計52,650円の出費となります。
これって地味に大きい額ではないですか?
だってその5万円で欲しいものを買ったり、好きなことができるのですから。
この数字を見たら、節約一人暮らし希望の人は簡単にペットボトルのお茶を買おうと思えなくなるはず。
お茶にかかる出費をできる限りおさえるべきという意味を少しはおわかりいただけましたか?
“年間5万円” お茶の節約で叶えられる贅沢
ただただ貯金を目標に節約を続けられる方もいるとは思いますが、実際は時間とともにモチベーションがさがってくる方のほうが多いのも事実です。
そこで5万円あったら何ができるのか、一緒に想像してみましょう!
国内なら雰囲気のよい旅館でおいしいものを食べつつ2泊ほど、欲張れば近場の海外旅行にも行けてしまいます。
日頃がんばっている自分へのご褒美ですね。
普段行けないようなお寿司屋さんや高級フレンチが堪能できます。
たまにはがんばった自分へのご褒美が必要ですよね!
たまにはご両親に旅行や食事などをプレゼントしてみては?
ご両親も自分自身も幸せな時間を過ごすことができ、きっと5万円の価値以上の思い出になるはずです。
ご両親や兄弟・友人・お世話になっている知人などに、ちょっとしたものを添えて感謝の気持ちを伝えることもできます。
かっこいいし興味はあるけど、微妙に高くて今まで手が出なかった方へ。
日々の飲み物代をおさえる、たったそれだけで気にせず買えます。
しかも一度買ったら数年間は使えてコスパがいい!
値段の関係で選択肢になかったような、ちょっとイイ家電も買えます。
選択の幅が増えて家電選びもいつもより楽しいこと間違いなし。
自分への投資にまわすのもかしこい選択ですね。
浮かせたお金で何かを学べるなら一生もののスキルが身につき、あとあと役立つでしょう。
せっかく貯めたお金を使ってしまうのはもったいない!
そんな方は貯金にまわしておきましょう。
将来的にきっとどこかでこの貯金が生きてくる場面がでてくるはずです。
これで気がつきましたか?
日々の出費を見なおすだけでコツコツ貯めたお金が数年間使い続けられるモノに変身したり、一生残る思い出づくりになったりと、同じ5万円でもものすごく有意義な使い方ができることがわかりましたよね!
節約一人暮らしにおすすめの節約方法とそのメリット
「この程度の節約にしかならないなら興味ないわ」という方には、お茶で節約することを無理にはすすめません。
しかし、少しでも節約方法を見なおしたいなと思った方には、試してみて欲しい方法があります。
それは家でお茶をつくること!
めんどうだと感じるかもしれませんが、慣れてしまえばなんてことはありません。
節約一人暮らしにむけ、無駄をはぶく第一歩として習慣化してしまいましょう!
毎日のことだから手間をできるだけ少なくして、負担がかからないようにしたいですよね。
ズバリ簡単にお茶を準備する方法は、便利な粉茶やティーバッグをうまく使うこと!
私はいつも以下ような方法でなるべく時間をかけずに用意しています。
- すきま時間にティーバッグを使って鍋ややかんで沸かしておく
- ティーバッグをいつでもどこでも持ち運び
- 粉のお茶をカバンに忍ばせておくと、お湯か水さえあればいつでも飲める
茶葉から丁寧にいれるのは少し面倒でも、ティーバッグや粉のお茶ならあっというま!
ありがたいことに、最近ではお湯でもお水でも作ることができるティーパックや
粉末のお茶がたくさん登場しています。
ボトルに放り込むだけのかんたんなお茶パックなら、それほど負担になりません。
続けるのも苦にならず、なんといっても結果的に大きな節約になることが嬉しいメリット。
外出時にもティーバッグの持ち運びが便利な理由を書いています↓

さらに、節約以外にもお茶を自分でつくるメリットがあります。
ペットボトルのお茶も進化してかなりおいしくなってきています。
でも飲み比べると、やっぱり茶葉から出したお茶には鮮度も味もかないません。
スーパーで手にはいるティーパックでももちろんかまいませんが、お茶屋さんの茶葉を買うとよりおいしいお茶が楽しめます。
しかもたくさん飲めて、値段も高くない。
ネットで買うとお店によっては送料無料でポストに投函してくれるところも多いので、とにかくラクに手に入ります!
ペットボトルのお茶には酸化防止剤としてビタミンCが入っています。
ペットボトルの裏の成分表をチェックしてみてください。
一見体によさそうなのですが、このビタミンCは人工的な成分。
積極的にとりたい物質とはいえません。
一方、茶葉からいれたお茶は天然のもので不要な添加物が入っていないことがほとんどです。
しっかり茶葉からお茶をつくれば栄養も満点、健康にもよく体に害を与えません。
緑茶の効果についてはこちら↓

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ストレスがたまる節約はしない
“節約”をすると、いつもの生活に多少なりとも変化を取りいれることになります。
急に生活スタイルを変えろと言われても、すぐに変えるのはかんたんなことではありません。
無理な目標をたてればストレスがたまって逆効果です。
あくまで節約は、未来の目標のために続けられるのが一番です。
もし毎日家でお茶をつくることが辛ければ、たまには買ってもいいと思います。
気分によってコーヒーやジュースだって飲んでかまいません。
- 必要なときは最低限の頻度で買う
- コンビニで買うならオリジナルブランドを選ぶ(各コンビニが出している商品なので安い)
- スーパーやドラッグストアなどで特売のときを狙って買う(コンビニや自動販売機よりも安い)
- ネットでまとめ買いしてストックしておく(箱買いすると1本あたりの値段が安くなる)
以上のようなポイントを心がけるだけでも、節約になります。
「絶対こうしなきゃ!」とプレッシャーをかけてしまうと途中で辛くなって
継続できません。
頑張りすぎず、自分が続けられる方法で試してみることをおすすめします。
まとめ
今回は日々のお茶に対する出費をおさえる、節約一人暮らしのためのお話でした。
節約って結局は手間がかかったものをお金で買うのか、自分で手間をかけてお金を捻出するかの二択です。
多少の手間はかかっても節約できたお金をどこか違うところにつかえるようになるのであれば、とても有意義だと思いませんか?
毎日小さな節約をコツコツつみ重ねる、これが“ちりつも”になるんですね。
どうせ節約をはじめるなら早いにこしたことはありません。
“お茶を自分で用意するだけ”
誰にでもできるこのかんたんな節約法で、未来のちょっとした贅沢を楽しみませんか?
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