育児をはじめて1ヶ月、あなたはいまの母乳量に満足できていますか?
毎日あふれ出るほど、赤ちゃんが満足してくれるほどでていますか?
産後、母乳育児が安定してくるまでには時間がかかることも多いです。
子育てに自信がもてない時期、とくに産後1ヶ月ほどのママには悩みがつきもの。
ミルクで育てることもまったく悪いことではないのですが、母親の気持ちとしては、可能なかぎり母乳で育てるにこしたことはありませんよね。
赤ちゃんに母乳をあたえることは、長い子育て期間のうち今しかできないこと。
せっかくなら栄養たっぷりの母乳を飲んでほしい。
限りある授乳タイムを、ストレスなく楽しめるようになりたい。
そう思うのは自然なことです。

母乳をあげられる時期は貴重だもんね。
そこで今回は量を増やす飲み物、なかでも母乳にいいとされているお茶に注目!
飲み物がそんなに影響するの?
なんでお茶がいいの?という疑問にお答えします。
後悔しない育児をしたい方は、ひとつの選択肢を知るという意味でもこの記事を読んでみてください。
産後1ヶ月で母乳を増やすことを考える前に
はたして自分の母乳量は十分足りているのだろうか?
産後1ヶ月でも普通はもっとでるものなんじゃないの?
そもそも母乳を増やすことはできるの?
母乳育児をしているとこんな疑問にぶつかったりしますよね。
搾乳してみると思っていたよりもでる量が少なく、ショックを受けてしまったり。
かといってもっとでてくれ!と念じたところででるわけもなく、量が増えるわけでもない。
自分のなにが悪いんだろうとどんどん落ちこんでしまうのです。
正直なところ、母乳量ってどのくらいでているのか測ることができないからわかりにくいんです。
でも深刻に不足していることばかりではないみたい。
本当に足りない場合はミルクでおぎなうこともできるので、根拠なくあたふたするのは待ってください。
まずは赤ちゃんをしっかり観察することからはじめましょう。
母乳不足かどうかは以下の2点をみること。
- 体重測定(1日平均30g増加、1ヶ月で1kg弱増えていれば問題なし)
- おしっこの回数やうんちの量を確認(平均よりあきらかに少ないようなら母乳不足の可能性あり)
そのほかにもいつまでもおっぱいに吸い付いて離れない、もしくはすぐに離れて泣いてしまう、1時間おきくらいの頻度でほしがるなど、赤ちゃんがおなかを満たせていないと思われるサインはあります。
気になっている点があれば、病院で相談してみましょう。

産後1ヶ月で母乳は増やせる?
母乳量はある程度まで増やすことができそうです。
母乳を増やす基本は、まず水分をたくさんとることです。
授乳中に水分補給が重要な理由は2つ。
ひとつめの理由として母乳は血液から作られるので、ママの体に水分がないと量を作ることができなくなってしまうためです。
産後1ヶ月の間はこまめな水分補給が不可欠。
生まれて1ヶ月未満の新生児は2~3時間おきに授乳が必要なので、ママの体はそのたびに水分をとって母乳をつくってのくり返しとなります。
母乳の量を増やすにはこのサイクルを常にスムーズにおこなう必要があるのです。

つねに水分のめぐりをよくしておかないと!
また、よくあるトラブルのひとつに乳腺のつまりがあります。
つまってしまうのも流れがスムーズにできていないのが原因。
日ごろから水分を十分に摂取していれば血液の流れも母乳の流れもよくなり、赤ちゃんにも飲んでもらえるというシンプルな体のしくみです。
水分補給はぜひともしっかりとおこなうようにしてください。
もうひとつの理由は、水分を十分にとっていないと、母乳量を増やすどころかママが脱水症状を起こしてしまう危険性があるためです。
めまいや吐き気、頭痛などの症状があらわれたら脱水症状のサイン。
そうならないためにも、毎日たっぷりの水分補給を意識しましょう。
赤ちゃんにあたえることに意識がいきがちですが、ママあっての母乳です。
つまり大事なことは、赤ちゃんにあたえる分も考えてママは2人分の水分をキープしておく必要があるということ!
母乳で出ていく水分まで予想して、飲み物をたくさん摂取するよう心がけましょう。
目標は1日2リットル以上の水分。
白湯やお茶、スープなどを休憩のときや食事に積極的にとりいれるようにします。
体を冷やさないためにも、基本的にはあたたかい温度のものにしてください。
お茶は母乳を増やす飲み物
母乳量を増やすにはまず水分摂取がポイントだとお伝えしました。
授乳に影響のでない飲み物であればどんな水分でも問題ありませんが、もっとも飲み続けやすいという意味ではお茶を飲むことがおすすめです。
お茶が母乳を増やす飲み物といわれる理由は2つ。
お茶を飲むメリットは、なんといっても豊富な自然の成分を体に取りいれられること。
お茶には種類がたくさんありますが、植物によってそれぞれ異なる効能を持っています。
昔から人々は植物の力を利用して、健康に役立ててきました。
まさに自然のパワーです。
赤ちゃんに母乳をあげるということは、栄養も水分も赤ちゃんに分け与えるということ!
こういったお茶の有効成分をうまく活用して栄養補給をするのは、わりと理にかなっていますよね。
お茶はお湯さえあればいつでもどこでも手軽に飲むことができます。
食事で栄養をとることはもちろん大切ですが、毎食バランスの完璧にとれた食事を作るのはかなり大変な労力がかかります。
必要なことではありますが、手軽な方法とはいえませんよね。
その点、お茶であれば朝一番でも寝る前でも好きなタイミングで飲むことができ、料理とくらべて手間もかかりません。
食事でとりきれない栄養素を+αするという感覚でお茶を飲むといいですよ。
栄養を常に補給し続けなければいけないことを考えると、お茶のこの手軽さが忙しいママにベスト!

ムダな手間はかけたくない!
たとえば悩めるママたちのあいだで、母乳のためのハーブティーがとても有名なのですが、聞いたことはありますか?
植物の力って思ったよりすごいんですよ。
一部のハーブには体をあたためる・血流改善・炎症をおさえるなどの効果があり、母乳の出をよくしたり乳腺炎予防にもなります。
母乳量を増やすとされるハーブには以下のようなものがあります。
- 母乳の出をよくするフェンネルやフェルグリーク
- インドのアーユルヴェーダで昔から胃腸のはたらきや消化、母乳の出をよくするハーブとして飲まれてきたレモングラス
- 昔から血をつくるハーブといわれるほど鉄分・ミネラルが豊富なネトル
- 母乳トラブルの漢方としてつかわれてきたたんぽぽ
あまり聞きなれない名前のハーブもありますが、どれも昔から授乳中に愛用されてきたものばかり。
授乳中に飲めるハーブを自分で選択するのは、知識が必要なので少々心配ですよね。
いまはママ専用のブレンドハーブティーがかんたんに手にはいるので、難しいことは考えずに頼ってみてもいいのかもしれません。
母乳がでやすくなったとの声が多いですし、薬をつかったり人工的な対策をするよりはずっと安心できる方法ではないでしょうか。
※ハーブには妊娠・授乳中に避けるべき種類のものもありますので、むやみに手を出していいわけではありません。
悪影響をあたえる場合も考えられるため、自己判断で飲む場合には成分や効能をしっかり確認するようにしましょう。
母乳をあげられるのは今だけ!
母乳育児、思うようにうまくいかず大変ですよね。
でも我が子に母乳をあげられるのも今だけ…それもまた事実です。
満足させられるほどの量がでない、飲んでくれない、乳腺がつまる、痛い。
授乳トラブルは自分でコントロールすることもできなくて、本当につらくなってしまいます。
思いきってミルクに切りかえようかなという考えが頭をよぎるでしょう。
でももう少しがんばってみたい気持ちが残っているなら、あきらめずにできることだけでも試してみませんか?
実際に授乳がつらく、あきらめて完全にミルクへ移行するママもいます。
完全ミルクにするととてもラクに育児をすることができ、子供も問題なく育つはずです。
しかしなかには、数年後に母乳で育てなかったことを後悔しはじめるママもちらほらいるようです。
つまり、過ぎ去った育児の時間は巻きもどせない。
だからこそ、これ以上がんばれない!もう無理!と思えるところまでトライしてみることが、後悔のない子育てにつながるのではないでしょうか。
まとめ
間違いなく水分補給は母乳を増やすための解決策のひとつです。
出が悪くて授乳がつらくなってきているなら、迷わず行動しましょう。
朝から晩まで十分に水分をとる意識をもち、食事中もちょっとした休憩時間もこまめに飲み物を口にしてください。
これはいますぐに始められる習慣です。
赤ちゃんに悪影響のでない水分であればなんでもいいのですが、なかでもハーブティーはママの評判がダントツにいいので、もし気になったら試してみてくださいね。
あれだけ悩んでいたのが嘘のようにすっきりと、お茶で解決してしまうかもしれません。
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