暑い日が続く時期は、どの家庭もお茶を冷やしてストックしているのではないでしょうか。
毎日決まったお茶を用意するのもいいですが、たまには水出しのアイスティーなんていかがでしょう?
最近では作り方もシンプルな“コールドブリュー=水出し”のお茶が注目されています。
今回は冷たい紅茶をおいしく飲むためのちょっとしたポイントや、かんたんで安全なアイスティーの作り方をお伝えしていきます。
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コールドブリューってなに?
ここ最近になって、お茶もコールドブリューが浸透してきました。
コールドブリューってなんだかおしゃれな名前ですよね。
わかりやすくいうと「水出しの飲み物」です。
英語でCold(冷たい)Brew(お茶・コーヒーをいれる)からきています。
元々はコーヒーの入れ方のひとつとしてアメリカで生まれた方法。
時間をかけて水でじっくりと抽出することで、お湯で入れるよりも苦味やえぐみが出にくくなるため、あっさりとした飲みやすい味にできあがるのです。
緑茶や紅茶でも水出しはできる?
茶葉の種類によって向き不向きは多少あるかもしれませんが、基本的には緑茶や紅茶でも水出しはできます。
コーヒーのときと同様に低温の水でじっくりと抽出することで、お茶のいやな渋みや雑味が出にくくなります。
そのため味がしつこくならず、すっきりとした味わいが楽しめます。
私も気温の高い季節には、お茶や紅茶の水出しをするようになりました。
たしかに味はさっぱりしていておいしい。
水出しでいれたアイスティーは…例えにくいのですが、舌のうえをコロコロ転がるような軽い舌触りで、とにかくお湯でいれるのとは違う感覚なんです。
お茶の苦味や渋みがあまり好きでない方には水出しアイスティーをおすすめします。
逆にいうと、濃いめの渋いお茶が好きな人は少し物足りなさを感じてしまうかもしれません。
抽出時間は長くかかるものの、火をつかわず簡単に準備できるのもメリット。
水出しアイスティーの注意点
「おいしそうだし、コールドブリューの紅茶を作ってみようかな!」と思われた方に、ひとつだけ気をつけていただきたいことがあります。
それが茶葉の雑菌について。
紅茶の茶葉は輸入品も多く、実際のところ細菌検査までしっかりされているものばかりではないそう。
茶葉にしてもティーバッグにしても、通常は紅茶をいれるときにお湯を使いますのでそのときに自然と殺菌ができます。
しかし、これが水出しとなると殺菌する過程がなくなるため、少し衛生面に不安が出てくるわけです。
じつはこのことを知るまえに、何度か紅茶で水出しアイスティーを作って飲んでしまいました。
私の場合はこれまでおなかをこわすこともなく、さいわい大きな問題が起こることはありませんでしたが。。
個人的に雑菌については過度に心配するほどでもないのかなという印象です。
とはいっても、できるだけ安心してアイスティーを飲めるようにと気をつけるようにはなりました。
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コールドブリュー(水出し)アイスティーの作り方
できるだけ安全に水出しでアイスティーを準備するため、以下の2つの方法がベストだと考えました。
作り方を参考にしてみてください。
殺菌をかねて少量のお湯で茶葉やティーバッグをつけておき、
抽出された濃い紅茶(紅茶原液)に水を足して冷やすパターン。
1Lのアイスティーを作る場合、好きな紅茶のティーバッグ2個・または茶葉5gほどを用意。
- 200mlほどの沸かしたお湯に茶葉を浸けて、しばらく抽出して冷ます
- 残りの水800ml(ボトルのサイズによっては減らしてもよし)をお茶のボトルに入れ、先ほど作っておいた紅茶原液もボトルに注ぐ
- ティーバッグも一緒にボトルに入れて、冷蔵庫で数時間おく
- 好みの濃さになったら完成、ティーバッグは捨てる
水出し用の茶葉を使うパターン。
手間をはぶいて水のみで作りたいならこれが安心。
用意するものは①と同じ。
濃いめの紅茶がお好きな方は、茶葉を少し増やした方がいいと思います。
- 1Lのお茶ボトルにティーバッグを入れ、冷蔵庫で数時間おく
- お好みの濃さになったらティーバッグを取りのぞいて完成
※硬水(ミネラルウォーター)だと何時間おいてもお茶が出にくいことがあります。
ポイントは軟水(水道水や浄水器の水など)をつかうこと。
アイスティーを作ったら、新鮮でおいしいうちにできるだけ早く飲みきってしまいましょう。

炭酸水でアイスティー
スパークリングティーやティーソーダとも言いますが、こんな飲み方も楽しいですね!
「大人になってから甘い炭酸を欲しなくなった。でもたまにシュワッとした炭酸が飲みたい。」という人、結構いませんか?
そんな方にちょうどいいと思います。
ちなみに私も大人になってからコーラやスプライトではなく、炭酸水を欲するようになった人間です。
作り方は先ほどのコールドブリューアイスティーのときと変わりません。
水を炭酸水に変えるだけ。
- お湯で濃いめに出した紅茶を氷と炭酸水で割る(1:1くらい)
もしくは
- 炭酸水のペットボトルに茶葉を入れて数時間寝かせる
この2択ですね、お好きな味を発掘してみてください。
スパークリングティーにフルーツを入れても、おしゃれな見た目で味の幅ももっと広がりそうです。
まとめ
ホットのイメージが強い紅茶ですが、アイスはアイスで結構アレンジがききます。
今回紹介したアイスティーの作り方はおうちでかんたんに作れるものばかりなので、興味がある方はぜひお試しを!
コールドブリューアイスティーの味を試してみてください。
おうち時間の楽しみ方がまたちょっと増えるはずです。
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