緑茶を飲むことのメリットとデメリットを知っていますか?
「緑茶は体にいいと聞くけれど、何がどういいの?」
「飲み過ぎてもよくない?」
あたり前にありすぎるからこそ、緑茶についてよく知らない人が多いのが実際のところ。
お茶は健康管理においてまさに理にかなった飲み物で、効果効能もすばらしいことを知っていますか?

なんとなくいいのはわかるけど、あまり意識して飲んでなかったな。
昔からずっと大切に受け継がれてきたのがお茶の文化で、日本人にとってなくてはならないのが緑茶。
なかでも緑茶の代表となる煎茶は毎日飲んでも飽きません。
そのうえ健康を維持するための栄養や効能に富んだ飲み物です。
最近では海外でも“Green Tea”として世界的に人気が高まっています。
煎茶をはじめとする緑茶のメリットとデメリットを正しく知ることで、あなたもかしこく健康管理ができるようになりますよ。
緑茶の効果・効能とメリット
風邪やインフルエンザ、食中毒などの菌に対して力を発揮。
こまめに緑茶を飲んだりうがいをすることで、のどにつきやすい菌やウイルスが殺菌できて効果的です。
こんなにかんたんなことが風邪予防になるので、すぐにでも習慣化してみましょう。
緑茶の殺菌成分が、虫歯の原因となる口の中の菌の増殖と活動をおさえます。
お口のケアはお茶の効能をうまく利用するのがかしこいですね。
歯磨きのしすぎはデメリットになりますが、お茶なら歯に負担もありません。
口臭対策にもよし。
歯を強くするフッ素も入っているので、食後や甘いものを食べたあとに飲むことをおすすめします。
緑茶に含まれるカテキンには抗酸化作用があり、それが美容にいいと証明されています。
紫外線を受けることで発生する活性酸素、これがシミやシワをつくる厄介な老化のもと。
この老化を食い止めてくれるのが緑茶成分の効能。
ビタミンCも豊富で、肌のコンディションを整えるには最適な飲み物。
ビタミンCを集中的にとりたいなら柿の葉茶もおすすめ↓

まさに飲む日焼け止め。
太陽を浴びる日はこまめに緑茶を飲むことです。
紫外線でダメージを受けると肌は老化へまっしぐら。
緑茶に含まれるビタミンと抗酸化作用で、ダメージを受けても最小限におさえることができますよ。

塗って飲んで、ダブルで対策が効果的?
カロリーゼロなうえ、緑茶の成分が血流や代謝を上げてくれることで体脂肪が燃えやすくなる効果があります。
ダイエット目的なら運動前や食事の前後に飲むのがおすすめ。
利尿作用によって老廃物や余分な水分をを外にだしてくれるため、緑茶を飲み続けるだけでむくみにくい体をキープしてくれます。
体に不要な老廃物をためておくのは害にしかなりません。
緑茶に含まれるテアニンという成分が脳に働きかけ、ストレスを軽減。
ダメージから脳を守ってくれます。
現代を生きる私たちがストレスを感じずに生きることはほぼ不可能でしょう。
たまにはうまく脳を休ませてあげることが大切です。
どれだけ忙しくても一息いれる、ティータイムをはさむ時間を確保しましょう。
お茶の葉っぱをアロマとして楽しむ方法もあります↓

満足な睡眠がとれないという方が増えています。
すぐに寝つけない、夜中に何度も目を覚ましてしまうというように、睡眠の質が低下してしまうことは珍しくありません。
睡眠導入剤をもらう人も増えてはいますが、つらいからといって薬にたよりたくないですよね。
そんな方には寝る前に飲む水出し緑茶がおすすめ。
リラックス成分のテアニンには睡眠の質を高めてくれる効果があり、ぐっすりと眠りやすくなります。
水出しすれば、就寝前でもデメリットになるほどの濃いカフェインは抽出されません。
ジャスミン茶もベースは緑茶↓

花粉症をはじめとするつらいアレルギー症状。
カテキンがくしゃみや鼻づまり、かゆみをやわらげてくれると話題です。
アレルギー対策には、”べにふうき”という緑茶を選んでください。
メチル化カテキンという特有の成分がこのお茶のカギ。
花粉のピークが来るよりも1ヶ月ほど前から、もしくは症状の軽いうちに飲み始めると効果が高いとのデータが出ています。
通常の緑茶よりは若干渋みが強いものの、このうれしい効能は体質にあえば毎年かなり重宝するに違いありません。
花粉症に悩まされている方は一度試すべき緑茶です。

べにふうきは要チェック!!

免疫力を高める飲み物第一位に選ばれたのが緑茶。
緑茶の効能は幅広いのですが、なかでも免疫力に影響をあたえることはとくに注目すべきメリットだといえます。
免疫力を高めておくことはあらゆる病気から身を守るために必要なことだからです。
緑茶に含まれるエピガロカテキンが粘膜系の免疫を強化。
免疫力アップを目的とするなら、エピガロカテキンが多く抽出される水出し緑茶が効果的とされています。
毎日のように緑茶を飲む生活を送っている人たちは心臓病や脳卒中、呼吸器系の疾患で死亡するリスクが低下することがわかっています。
緑茶カテキンが、ガンの発生や成長を抑制するという研究結果があります。
お茶さえ飲んでいればガンにならないとまではいいませんが、こんなにシンプルな方法でガンのリスクを減らせるのならやっておいて損はありません。
お茶を飲む習慣は脳にもよく、加齢が原因で増える脳の組織障害から守ってくれます。
脳が健康なまま歳をとることができれば、すごく幸せな老後生活がおくれると思いませんか?

頭も体も健康なまま老後も過ごしたいよね!
飲み過ぎもよくない!緑茶のデメリットは?
どんなに緑茶がおいしくても飲み過ぎはよくありません。
緑茶は効果・効能がすばらしいお茶ではありますが、過度に飲み過ぎてしまうと体にデメリットをもたらす可能性だってあります。
あまり飲み過ぎず、適度に楽しむことを心がけましょう。
カフェインをとり過ぎると、不眠や頭痛・心拍数があがり落ち着きがなくなるなどの中毒症状があらわれます。
緑茶に含まれるカフェインはコーヒーやエナジードリンクほどの量ではありませんが、短期間で大量に飲み過ぎると同じく中毒になる可能性があります。

カフェインによる利尿作用でいらない水分が外に出されやすくなります。
このとき、排尿によって熱が奪われるので体温がさがります。
この点は飲み方によってデメリットにもなりますね。
意外かもしれませんが、緑茶は体を冷やす飲み物とされています。
体を芯から温めたいときに緑茶はベストではないということを、頭の片隅にいれておいてください。
ポリフェノールの一種であるタンニンという成分を過剰にとってしまうと、鉄分の吸収がされにくくなることがあります。
もともと貧血気味の方は症状が悪化するかもしれないので、タンニンをとりすぎないようにしましょう。
緑茶に含まれるシュウ酸は、尿路結石の原因になる成分といわれています。
とはいえ、ほうれん草をはじめとする多くの野菜類にも含まれている成分のため、お茶にかぎって心配しすぎることはありません。
緑茶のなかでいえば、特に玉露に多く含まれています。
この病気はとくに男性に多く、引き起こされる痛みの強さは尋常ではないとか。
このように、シュウ酸をとりすぎるとデメリットになります。
毎日たくさん水分補給をする方は全てを緑茶にするのではなく、水や別の飲み物もバランスよく取りいれることを意識してくださいね。
まとめ
緑茶を飲むことのメリットとデメリット、おわかりいただけましたか?
これからたくさん緑茶を飲むべき理由が見つかったと思います。
しかしお茶による健康への影響はまだまだ未知の部分も多く、調査がされている段階。
飲み過ぎはデメリットにもつながりますので、ほどよく楽しむようにしてくださいね。
お茶はただおいしいだけでなく、昔の人の知恵がつまった健康法。
これだけの効能があると知っていれば生活に取り入れたくなってしまいますよね!
薬やサプリがかんたんに手に入る時代ですが、これを機会にお茶という自然の成分を見なおしてみてはいかがでしょうか。

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