知ってるだけで一目おかれる、煎茶の入れ方【お茶の風味は温度で変わる】

緑茶

あなたは煎茶の基本の入れ方を知っていますか?

 

「そういえばお茶の入れ方に正解ってあるの?」

「高級な煎茶の茶葉が手に入ったから、できるだけおいしくお茶を入れてみたい」

来客時に人に出して恥ずかしくない、正しいお茶の入れ方を知りたい」

 

そう思った方は煎茶の入れ方をマスターしておくと、いざというときにかならず役立ちます。

とくにビジネスシーンや目上の方にお茶を出す機会がある人は、

無知で恥をかくことのないようにしておきたいですよね。

せっかくですから、いつでも自分でおいしいお茶を入れられるようにしておきましょう。

 

今回はおいしい煎茶を入れるための3つの大切なポイントをお伝えします。

どんなに質のよい茶葉があっても、おいしくお茶を入れられなければその価値を無駄にしてしまいます。

 

煎茶の入れ方にはちょっとしたポイントがあります。

大人の教養のひとつとしてぜひ知っておいてください。

緑茶の入れ方なんてこれまで気にしてこなかったという方も、

きっと今日からすぐにおいしいお茶が入れられるようになりますよ。

 

 

おいしい煎茶の入れ方のポイント3つ

煎茶を入れるときに気をつけるべきポイントは3つ。

入れ方・温度・時間です。

この3つはそれぞれお茶にどのような影響をあたえるのでしょうか?

 

  • 入れ方:正しい煎茶の入れ方によって温度と時間調整する
  • 温度:お湯の温度次第で抽出される成分が変わるため、うまみと渋みのバランスを変える
  • 時間:抽出時間によってお茶の濃さをコントロールする(茶葉の性質によって抽出時間も違う)

 

単純なようにみえますが、煎茶の入れ方は無限に調整できてしまうため

こだわり始めると奥が深いです。

 

そこでまずは基本的な煎茶の入れ方をあたまにいれておくこと。

誰でも数分で覚えられる流れです。

それでは実際にお茶を入れてみましょう。

 

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煎茶の入れ方(基本)

いくら高級な茶葉を買っても、おいしく煎茶を入れられなければもったいない。

風味やうまみ、煎茶のおいしさを最大限に引きだす入れ方を知っておきましょう。

 

  1. お湯を沸騰させる(水道水の場合、カルキ臭がぬける)
  2. 湯呑みに熱湯を注いで温度をさげる(お湯を冷ますと同時に、湯呑みを温める)
  3. 急須に茶葉を入れる(1杯のお茶につき小さじ1杯(2g)が目安)
  4. 湯呑みに注いだお湯を急須に戻す
  5. 1~2分ほど蒸らし、湯飲みに注ぎ入れる(湯飲みがいくつかある場合は、濃さが均等になるようにまわし注ぎ:1番目の湯呑み→2番目→3番目→3→2→1と戻ってくる)最後になるほど濃いお茶が出るので、薄いところに濃いお茶を足してあげるイメージで入れてください。
  6. できあがり

 

知っておきたいポイント

  • お茶には軟水がベスト
  • 急須をゆすらない
  • 急須にお湯が残ったままだとお茶が出続けてしまうので、一度お湯を入れたら配りきる

 

以上のポイントに気をつけて、実践してみてください。

 

きっと普段なにげなく入れていたときのお茶とくらべて、

味や香りに違いが出てくるのではないでしょうか。

お湯の温度をさげたり抽出時間を長くしてみたりして、

自分のお気に入りの煎茶の入れ方を研究してみるとさらにおもしろいですよ。

 

お茶の入れ方の流れを説明しましたが、正直なところお茶に正解はありません。

上記はあくまで一般的な煎茶の入れ方。

自分だけで煎茶を楽しむ場合は、自分自身がおいしいと思える加減で入れてもまったく間違いではありません。

 

 

煎茶に適したお湯の温度と抽出時間

煎茶を入れるときに温度は大切なポイントになります。

一般的な煎茶の適温は70~80度

熱湯を一度湯呑みにうつすして冷ます過程で温度は勝手にさがってくれます。

慣れてくると好みの味になる温度の感覚がつかめるようになってくるので、

正確にはかる必要はありません。

 

お湯の温度とならんで大切なのが抽出時間

基本的には茶葉にお湯を注いでから1分ほどの蒸らしで完成です。

お湯をいれっぱなしで長くおきすぎてもよけいな渋みが出てしまうので、

急須にお湯を注いだらおおよその時間をはかっておきましょう。

 

煎茶の茶葉によっても適した温度が微妙に違うため、お茶のパッケージも確認してみてください。

たとえば上級煎茶中級煎茶と記載があるものがあります。

それぞれ特徴や違いがあるので、煎茶選びに迷ったときには参考にしてみてください。

 

上級煎茶・中級煎茶の違い

上級煎茶:早い段階で摘み取られた茶葉。アミノ酸(うまみ成分)がぎゅっと詰まっている煎茶。お茶を入れるときに適したお湯の温度は70度。低温でじっくり抽出すれば甘みを引きだすことができる。

 

中級煎茶:上級煎茶より遅く摘み取られた茶葉で、カテキンを豊富に含んでいる。煎茶の渋みや苦味はこの成分によるもの。80~90度のお湯で入れるとほどよい渋みとうまみを味わうことができる。

上級煎茶と中級煎茶の違いは、お茶を摘む時期の違いからくる成分の違い。

渋みよりも甘味を好む方は上級煎茶を、煎茶特有の渋みが好きな方は中級煎茶を選ぶといいですね。

 

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まとめ

イメージだけでも煎茶の入れ方の基本をマスターできましたか?

これを知っておくだけで、自信をもって人にお茶をふるまうことができるようになるはず。

また、基本を知っているとお湯の温度を変えたり、茶葉の応用にもチャレンジしていけますね。

 

入れ方・温度・時間のポイントさえおさえれば、

おいしいお茶の入れ方は難しくないとわかっていただけたと思います。

とにかくやってみるのがはやい!おうちにある煎茶の茶葉で、

いますぐ実践してみましょう。

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